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もう一度、彼の声が聴きたい・・・・・・

2017/10/04
お陰様で

トリオたちは、今日も元気です・・・・・・・


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日ごと近づいてくる49日

もうすぐ彼の遺骨を

お墓に納めなければなりません


彼のマンションで時を刻んでいた時計を

持ち帰ってきたのは

9月21日のことでした


彼が愛用していた時計は

今日も時を刻むのに

何故、彼には「明日」という日が

やってこなかったのでしょう・・・・・・


例年ならこの時期に今年の年末は

トリオたちと

どこへ行こうか?と、彼と話し合っていました


そして、今年も当たり前のように

トリオたちと旅行へ行けるものと信じていたのに

その彼は、

どこを探しても

今は

もういない


もう一度だけでいいから

もう一度

彼の声を聴きたい



彼は

足元にトリオたちをはべらせて

デッキチェアに座り

庭を見ながら

珈琲を飲むのが好きでした


そして

私は、そんな彼の後ろ姿を見るのが好きでした


そんなことを思い出し

庭の手入れに没頭したのは

つい先日のことでした


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住宅債権回収機構へ書類を提出するには

母方の祖父母の除籍謄本も必要であることがわかり

つくば市役所(茨城県)へ郵送してくれるよう依頼してあったのですが

やっと手元に届き

昨日(10/3)、簡易書留にて

住宅債権管理回収機構へ書類を提出することができました



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空の上から

庭の花々、見えますか??


それとも

デッキチェアに座って

庭を眺めてくれているのでしょうか??



もう一度

貴方に会いたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






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私も愛したい・・・・・・

2017/09/20
頭の底がズキズキ痛む・・・・・・・・


彼のマンションの名義変更に動き始めるのは

彼が亡くなった当初は、

納骨が終わってからにしたいと思っていたのですが、

昨日(9/19)、司法書士の先生が

横浜から、足を運んでくださいました


今住んでいる家(東京都多摩地区)の名義変更のことは

何故か、コロッと頭から抜け落ちてしまっていたので

早急にお願いした方がいいのかも??と

思い直したことも一因でした


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そして、色々なことを電話連絡しなければならない

このタイミングで、家の電話が壊れてしまい

急いで、電話機を買い替えたのですが

これも、私を疲れさせるには、十分な原因になりました



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そして・・

家の固定電話を取り換えると、待っていたかのように

石屋さんから、電話が入りました


墓石の掘りの件や、

納骨の際に立ち会っていただく件、

そして、今建っている墓石は

私と彼が建てたものなので、私たちの名前は朱色で書かれているのですが

その彼の名前の朱色を消します・・と、言われたとき

涙が溢れてきました


今健在だから朱色

でも、亡くなってしまうとその朱色が消されてしまう


たったそれだけのことかも知れないけれど

悲しくて、やるせなくて

涙が止まらなくなってしまいました



彼の除籍謄本や

彼の出生から今までの戸籍謄本や

彼と私が姉弟関係であるというを証明をするために

私の謄本もとらねばならない


彼が亡くなったことを記載してある

彼の住民票もとらねばならない


彼が入院していた病院へも行き、

彼の入院証明もとらねばならない


彼の会社にも足を運び

諸々の手続きをしていただくために

委任状にサインもしなければならない




しなければいけないことは多々あるのですが

考えるだけで疲れてしまいます


でも、彼が愛した

神奈川県藤沢市を

私も、愛したいとそう思うのです・・・・・・・・・・・・・・




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やさしい眼差しを思い出す・・・・・・・

2017/09/15
ときは流れても

私の心は、まだ

深い悲しみの

海の中を漂っています・・・・・・・



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彼が自分でも自分の体調の悪化に気付かなったとき

いきなり酸素吸入器を付けられて

いきなり大きなモニターが病室に持ち込まれて

きっと、不安な気持ちでいっぱいになっていたとき

従兄弟が叔母と一緒に、お見舞いにきてくれました


従兄弟とは、兄弟同前のように育ってきていたので、

従兄弟には、彼に会ってほしいと望んだけれど

できることなら、叔母のお見舞いは

阻止したかった・・・・・・・・・


案の定、叔母は、彼の傍へ行って

彼の顔を見ることもなく

ましてや、彼の手を握ることもなく

まるで歌うように、

まるで口笛を吹くように


「可哀想に~♪」と、そう言い放ちました


「おばちゃん、その言い方は止めて!」

「これまで、すっごく頑張ってきたんだから・・・・・・・・・」

そう言うのが、私には精一杯でした


そして、彼の顔をみて

叔母ちゃんのお見舞いを阻止できなくてゴメンと謝ろうとしたら

彼と、視線がぶつかりました


彼も、また、私の顔を心配そうに見つめてくれていました


「僕は、大丈夫だから・・おばちゃんの言葉に傷つかないでほしい!」

そう、彼の目が言っていたように思います・・・・・・・


その目は

母を失ったばかりのときに

やはり、この叔母が言った言い放った言葉に

涙を流した私をみつめる

あのときの彼の目と同じ

優しい眼差しでした・・・・・・・・・



余命いくばくもない母に叔母は


「私も、お見舞いに来るのが大変だし

もう、頑張らなくていいんじゃないの!って、

言っておいてあげたから!」


と、まるで手柄話を自慢するように

満面の笑みを浮かべて言った叔母・・・・・・・


そのときから、叔母は、こういう人なのだと

割り切って接してきたつもりだったのですが


自分の息子と同じ年齢の彼が、

今にも逝こうとしているのに

何故に、人の心のひだを踏みにじる言葉を発するのかと

深い悲しみが私を襲いました



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今年の1月から

ほぼ、ずーっと入院しっ放しで

病院食に飽き飽きしていた彼


8月3日からの入院では

食事をする際にも、介助が必要になっていた彼


その彼が、最期に食べたのは、

私が、惣菜コーナーで買ってきた

エビフライでした


できることなら

家に連れて帰り

私の作ったものを食べてほしかった



でも、彼が一番望んでいたのは

何もしないでいいから

そこにいてほしい


私が、身近にいることを一番に

望んでくれた彼に

心から、感謝したいと

そう思うのです・・・・・・・・・・・



そして、謝りたいと思うのです・・・・・・・・・


ドナーになれなくて・・ごめんね・・・・・・と・・・・・・・・・・・・




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ありがとう!の言葉が返ってこない

2017/09/05
8月26日の深夜に彼が亡くなって

回らぬ頭のまま、

バタバタと通夜、葬儀が行われた

そんな気がしてなりません

果たして・・

私は、心を込めて、彼を見送ってあげることが

できたのでしょうか・・・・・・・・・・


それでも、お寺が紹介してくれた横浜の葬儀屋さんは、

人の温もりを感じる葬儀屋さんでした


そのことだけで、私の心は救われた

ような気がしています


9月2日、土曜日

彼の死後、初めて彼のマンションに足を運びました


彼が愛用していたカメラ(キャノンEOS7D)や、

彼が元気だったころ

カワセミ狙いに愛用していた

500ミリレンズや、

彼のマンションでブログを更新していた

彼のノートPCも、持ち帰ってくることができました



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普段、寡黙な彼は

私には言ってくれなかったけれど

庭で咲くバラたちを

会社の同僚には自慢していたのだそうです


「僕はマンションに一人暮らしだけど

姉貴のところは、庭で何種類ものバラがきれいに咲くんだぞ!」


そう言って、私の撮ったバラの花を自慢げに見せていたのだそうです



だから・・

本当は、まだまだ庭のことをする気にはなれなかったのですが

翌、日曜日

少しだけ、庭に入り込み

庭へは生えてほしくない子たちを抜きました



本当なら

自分のために使えるはずの

余命宣告を受けると

受け取れるはずの保険金

リビングニーズの必要書類を(病院へ)届けますと

電話が入ったのは

彼の死後でした



私は、まだまだ彼のマンションにも足を運び

彼の遺品の整理をしなければならないし


彼が住んでいた藤沢市の市役所にも

足を運ぶ必要もある


彼が息を引き取った

病院へ行き、入院証明書や死亡証明書を申請しなければならない


香典返しの品も選ばなければならない



彼の位牌の手配もある



私の日常が

ゆるゆると動きだすのには


まだ、もう少し時間が必要なようです



彼が笑っている

遺影に向かい


病院で挨拶していたときのまま


「おはよう~♪」

「ご飯だよ~♪」

「コーヒーがはいったよう~♪」


そんな言葉をかけるけれど


もう、彼から

「ありがとう!」の言葉が返ってこないことが


悲しくて

切なくて

苦しくて

寂しい・・・・・・・・・・・・





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今は何を見ても、彼を思い出す

2017/09/02
今は、何を見ても彼を思い出してしまいます



それが例え、荒れ果ててしまった庭だとしても

「和」の庭から「洋」の庭へと変更したいと彼に申し出たとき

気持ちよく動いてくれた彼を思い出します・・・・・・・・


8月30日、彼のスマホを解約しました

でも、もたもた買い物をしていると

何時頃、病院へきてくれるの?と、彼から今にも

電話が入りそうな気がしてしまうのです・・・・・・・・


彼の最期の発信履歴が、私だったことを知ったときにも

涙してしまいました・・・・・・・




彼を痛みから解放するために

ぐっすり眠れる薬が投与される前

○○さん、大丈夫?と、看護師さんが彼に尋ねました

それなのに、彼は、

えっ!

姉貴が倒れたの!!

僕は、いいから姉貴をみてやって!と、

ハッキリとした口調でそう言いました



彼にもらったたくさんの優しさに比べたら

私が彼にしてあげられたことは

本当に微々たるものでした



もっと、優しい言葉をかけていればよかったと

後悔の思いが押し寄せてきます



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挑んでも、挑んでも

倍返しのように増殖していった彼のリンパ腫



余命宣告を受け、身辺整理のために退院したはずなのに

たった半日のフリー時間しかもらえなかった彼



それでも、彼は自分の運命を呪うような愚痴は、

一切口にしませんでした



ベッドの上で、グルグル回りたいと彼が言った時にも、

いっぱい繋がっている点滴の管から解放されたくて

そんなことを言っているのかな?と、

思ってしまっていた私でした



でも、それは、あまりの痛みから

のたうち回りたかったのだと

あとになって気が付きました


彼は、最期の最期まで

痛いとか、辛いとか

そんな言葉を口にしませんでした



最期の最期まで

癌と前向きに戦ってくれた彼は

今までも、

そして、これからも

私の、最高の弟です・・・・・・・・・



いろんなところへ行ったよね

楽しかったよね

と、そう言ったら、彼は


楽しかった!と、しみじみと言ってくれました



そして、3匹にも会いたかったと


しみじみと言いました



彼の最期の望みを叶えてあげたかった


なのに何故神様は、彼の最期のささやかな望みすらも

叶えてくださらなかったのでしょう・・・・・・




今は、まだブログを通常更新する気にはなれないのですが

いつか、きっと、みなさまのところへもお邪魔させていただきます



私が、日常を少しずつ取り戻すことを

彼も、きっと、望んでいるはずだから・・・・・・・・・・



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